K-1 WORLD MAX 2008 世界一決定トーナメント FINAL8
魔娑斗選手良い試合をしていました。短距離ダッシュをして、スタミナをつけて自信をつけた内容が見て取れました。ドラゴは大変強い選手で、K-1MAXでも上位に入る強さを持っています。
魔娑斗選手はパンチからの蹴りにつなげていましたが、ドラゴ選手がガードをしていると、ワンツースリーとパンチを叩き込んで、蹴りにつなげる。これは本当に素晴らしいなと思いました。ただ、ガード上からパンチなので、力んでいた点と、パンチを押し込んでいた点が大変気になります。
パンチが力んでいたので、押し込むという関係はありますが、あれだとトーナメントに勝ち上がることは大変難しいと思いました。倒す気持ちは確かに大切です。ただ、スタミナ調整が出来ていないと、勝ち上がっても、自分が持っている技を出すことが出来なくなってしまいます。
魔娑斗選手は2Rドラゴ選手が倒れこんだときに、両腕を上げて、頭上で両手を重ねる仕草をしました。これは横隔膜を広げて、呼吸をしやすくするためのもので、この仕草を魔娑斗選手がした際、「2Rでスタミナ切れか?」と思いました。
ただ、ドラゴ相手ですから多少の緊張はあったでしょうし、多少力みがあっても不思議はありません。魔娑斗選手はクイックのショートボディーとか、ローキックとか得意ですから、こういうクイックの技で相手のスタミナを消耗し、自分が有利に戦える距離を徹底的にキープして、次回の佐藤嘉洋選手と対戦して欲しいと思います。
佐藤嘉洋選手も大変良い試合でした。真っ向勝負というか、やっと佐藤嘉洋選手らしい戦いを見られて大変うれしかったです。もともと佐藤嘉洋選手はリーチが長く、遅いコンビネーションで、まったく相手を寄せ付けず敵を倒してきました。
MAXになると、遅いコンビネーションの合間に攻撃を入れられることが多く見受けられ、ブアカーオに負け続けていました。しかし、今回は徹底してリーチを活かして、打ち合いに望んだ佐藤嘉洋選手は本当に良かったです。
最後膝から動きを止めて、パンチでKOという最高の状態で勝った佐藤嘉洋選手。もう少しハイキックが出ていれば、リーチを活かせたのにと思いますが、魔娑斗選手にはこの状態で行けば倒せることは間違いないと思います。
左を出して、動きをとめて、ローで意識を下にして、ハイキックで仕留める。セオリーですが、多分佐藤嘉洋選手の一番の醍醐味はこれだと思います。あと、魔娑斗選手は実はハイキックを入れやすい構えであることと同時に、間合いもハイキックが入りやすいのです。
パンチを打ちやすくするので、しょうがないですが、手を狭めて相手に近づいていくため、サイドから回り込む、サイドから落とし込む蹴りにはガードがしづらいのです。
そして、ボディーを打っていくため相手に近づいていく。相手がガードしているときはいいですが、魔娑斗選手左ボディーに合わせて、佐藤嘉洋選手の左上段膝なんて面白そうです。まあ、簡単に打たせない何かを魔娑斗選手は持っていますが、魔娑斗選手はボディーを打ったあと、ちょっとガードもしていない、離れることもない、なにもしない時間を作ってしまっています。
ただ、相手にガードをさせて左ボディーという形を作っていますので、逆にこれを利用できるのが、佐藤嘉洋選手のリーチだと考えています。まあ、もっというとリーチを活かして左ジャブの合間に、魔娑斗選手に近づいてしまって膝というのも面白いと思います。
魔娑斗選手はリーチは短いほうなので、手の回転で相手を防御姿勢に回す作戦をとって、成功しています。これは回転する前に攻撃をして、離れるのが一番なのですが、一番面白くない試合であることは間違いありません。
いずれにしても次回のMAXが楽しみになってきました。
最後に60kgの大月選手と上松選手。大月選手はKOマシーンの異名をとり、大変アグレッシブな試合をするために、私は大好きな選手の一人です。まあ、今回大変悔しがっていたみたいですが、勝ってよかったです。
上松選手は名伯楽の前田会長のチームドラゴン所属。またチームドラゴンかと言いたくなるくらい、いい選手が集まっています。小比類巻選手どうしたのかな?と最近思いますが、上松選手の膝はとっても効くみたいですね?ガードの上から膝で倒せるのですから、ガードしていないとどうになるのでしょうか?
いずれにしても、上松選手は今後ムエタイ選手と試合するでしょうから、評価はそのときにします。まあ、HIROYA選手もいますし、今度は60kgが面白いでしょうね。
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